FACTORY900(ファクトリー900) 生産終了モデル「FA-206」のメンテナンスと在庫状況
おはようございます、店長です。
今日は23時からワールドカップ日本vsポーランド戦です。
普段この時間は電車で帰宅中ですが、今日は試合開始から観戦したく、ささぁーっと帰ろうと思いますw
さて、そんな冒頭と全く関係ない今日の店長ブログは、先日あるお客様からお預かりしたメンテナンスのお話です。
TOKYO BASEには初めてのご来店ですが、その際に長年ご愛用の「FA-206」をお持ち込みいただきました。
お求めになってから、ゆうに5年以上は使用しているというこちらのモデル。
今回は新たにメガネの新調をご検討されているとのことでしたが、この「FA-206」も非常に気に入っているよいうことで、ご一緒にメンテナンスを承りました。
と、いうのも下の写真でお分かりのように、バネ丁番の板バネが浮き出てしまいホールド感が弱まり、掛け心地に影響が・・・
一般的には、長年ご使用いただく中でステンレスの板バネが弱まっていることが考えられますが、状況をみる限り中で板バネが折れていることが予想できます。
どちらにせよ、丁番部のパーツ交換が必要となります。
では早速、下からバネを固定しているネジを外します。
実は、このネジを抜く工程が大きなポイントです。
長年ご使用いただくなかで埃や汚れなどが入り込み、抜けにくくなっていることが多く、万が一ネジ山を潰してしまうと大変なことに・・・
そしてこの後、小さなパイプと呼ばれるパーツを取り除くのですが、ホッとしたのもつかの間、ここで大きな落とし穴が・・・
タップと呼ばれる工具を使用してこのパイプを取り除くのですが、アセテートが縮まりパイプが抜けにくくなっている場合無理やり抜こうとすると簡単にタップが折れます(汗)
パキっという乾いた音がすると、背中に冷や汗が・・・
おそらく、このバネ丁番の修理に携わる人は1回はタップを折りますwww→ちなみにワタクシも1回折りました・・・そうならないように慎重に、慎重に。
問題の板バネを外してみると
やはり!
折れていました。
全てのパーツを取り外し、洗浄後改めて新品のパーツ組み直します。
結果、お持ち込みいただいた時とは比べ物にならない位バネのテンションが堅く、当初のホールド性が戻りました!
右側のみパーツ交換するとどうしても左右のテンションに差が出てしうため、左側も交換をさせていただきました。
バネ丁番についてはこちらからどうぞ。
そして最後に表面の磨き(研磨)です。
「col.537」(モスグリーン)の艶が完全に消え、残念ながらマットに・・・
TOKYO BASEの磨きサービスに関しては度々ご紹介をしてきましたが、今回もここまでキレイに艶が戻りました!
バネ丁番の不具合でお困りの皆さま、磨きサービスも含め、メンテナンス関しては、お気軽にご相談下さい。
尚、今回お預かりした「FA-206」はすでに生産終了となっていますが、TOKYO BASEには以下のカラーがご用意できます。
最後に全6色をご覧下さい
「col.001」black (黒)
「col.061」black/camouflage (黒メイサイ)
「col.185」brown sasa (茶ササ)
「col.188」brown marble (ブラウンマーブル)
「col.425」gray (グレー)
「col.537」moss green (モスグリーン)
すでに廃色になっているレアカラーも!
ただし、カラーによってはこれが最後の1本になっているモノもございます。
気になる方はお早めに!
FACTORY900 TOKYO BASE
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