FACTORY900(ファクトリー900) 2018年秋の新作「FA-370」発売開始

おはようございます、店長です。

秋の展示会を終え、そろそろ1ヶ月となります。
例年であれば新作の第一弾が発売になっている時期ですが、正直なところ当初の予定より遅れが・・・(汗)
そんな昨日のお昼過ぎ、ついに田村から連絡が入りました。
「FA-370」出荷します!
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皆さま大変お待たせしました!
2018年秋の新作「FA-370」が本日より発売開始となります!
LEXUSとのコラボモデルと並び、今期のキービジュアルとして採用している「FA-370」
早速ですが、その全貌をご覧下さい。

「FA-370」¥38,000(税別) 2018年発表
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サイズ55mm 鼻幅18mm レンズカーブ4カーブ テンプル長120mm
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まるで甲冑のようなそのフォルムは、まさに日本の”兜”からインスパイアされました。
そんな新作につけられた品番は「FA-370」
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そう、あの「FA-070」を思い起こされた皆さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
根強い人気のもと生産終了となった今もなお、お問い合わせも多く、特に海外では非常に高い評価を得ていた「FA-070番台」
そんな「FA-070番台」のエッセンスも感じさせる「FA-370」は、先に発表されたシルモ展でも非常に高い評価をいただきました。
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どこか日本古来の凛とした美しさを感じさえる面造形、なによりデザイナー青山が最も大切にしてる”新しさ”を随所から感じていただけます。
さらにいうならば、今のクラシックブームに真っ向から挑む、「FA-370」はそんなFACTORY900のスタイルを貫いたモデルといえるのではないでしょうか。
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弧を描くブローラインにえぐるような大胆なカット面を施し、塊のようなフォルムにエッジを効かせます。
背面のカット面やフロントからテンプルまで繋がる美しい面造形も「FA-370」の隠れた見所です。
また、「col.225」や「col.429」といったを深みのある新色も「FA-370」の造形美を引き立てます。
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カラーバリエーションは全6色
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「col.001」black (黒)
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「col.225」red pattern/bordeaux (赤柄/ボルドー)
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「col.425」gray (グレー)
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「col.429」blue pattern/gray (青柄/グレー)
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「col.565」green/brown (グリーン/茶)
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「col.880」kihaku (キハク)

2018年秋の新作渾身の第1弾、是非店頭でお試し下さい!!
ご予約をいただいた皆さま、順次ご連絡をさせていただきますので、今しばらくお待ち下さい。



FACTORY900 TOKYO BASE
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-21-21 MOON-SITE 1F
TEL&FAX 03-3409-0098 E-mail: tokyobase@factory900.jp          
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営業時間 12:00~20:00 水曜日定休


FACTORY900 直営店2号店オープンにつきスタッフ募集!

おはようございます、店長です。

4年前の11月、福井本社で研修を受けながら直営店オープンに向けて準備を進めていたことは以前にも触れた通りですが、あれから4年・・・いよいよ直営店の2号店が2019年3月(予定)大阪の地にオープンします。

告知用
このオープンに伴い、店舗のスタッフを募集いたします。

FACTORY900のコンセプトである”新しさ”、そして自分たちが考える”楽しさ”を共有できる人材、なにより情熱をもって店頭に立てる人材を探しています。
ブランドとしてもまだまだ未完成ではありますが、だからこそ自分達が1つ1つ作り上げていく充実感、そしてなによりワタクシ自身楽しくて仕方ありません(笑)

是非、ご連絡のほどお待ちしております。

◆募集職種
新店舗スタッフ
※眼鏡販売経験者に限る

◆勤務地
大阪府大阪市

◆応募方法
ご応募は、下記住所、又はメールにて履歴書をお送り下さい。
書類審査の上、後日こちらからご連絡をさせていただきます。

◆履歴書送付先
〒919-0326
福井県福井市半田町9-8
青山眼鏡株式会社 宛
メールでの履歴書送付先
info@factory900.jp

採用に関する全てのお問い合わせは、お電話、またはメールにてお願いいたします。
tel:0776-38-0003
mail:info@factory900.jp
担当:青山 嘉道



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FACTORY900(ファクトリー900) 「FA-249」気になる2色の新色をピックアップ

おはようございます、店長です。

年末に向けてそろそろ企画を立てなきゃと思いながら、気づいたら11月も中旬ですw
以前にも触れましたが、今年の12月は声優 立花慎之介さん 福山潤さんとのコラボモデル クリスマス限定色、そしてLEXUSとのコラボモデル発売と、すでに手一杯です(汗)
これらの詳細は、また後日発表いたしますので、是非お楽しみに!

さて、新作発表前ということでネタに乏しい店長ブログですが、今日は昨年12月に発売開始となった「FA-249」にスポットを当ててみたいと思います。
と、いうのも昨年の秋には新色が多数追加され、この「FA-249」に関してもご来店いただいた皆さんが、どのカラーにするか頭を悩ませていた光景が印象的でした。
今日はその中からこちらの2色をピックアップしてご紹介をさせていただきます。
FA-249 新色
「col.109」(グレー/赤茶)「col.480」(紺/焦茶)
今年の新作でも多数新色が追加されましたが、FACTORY900といえば他ブランドでは使用しないようなカラーもふんだんに使用し、多彩なカラーバリエーションも大きな魅力かと思います。
スタイルサンプルも合わせてご覧下さい。

「FA-249」¥42,000(税別) 2017年発表
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サイズ55mm 鼻幅19mm レンズカーブ6カーブ テンプル長120mm
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FACTORY900の人気カテゴリー「FA-240番台」
品番の末尾”9”の名に恥じない、圧倒的なパワーが見た目のインパクトを引き出します。
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大文字シリーズらしいソリッドな佇まいは、「FA-240」同様「col.001」と「col.001M」といった定番カラーはまず間違いないカラーといえます。
が、しかし、今回是非オススメしたいのはこちらの2色「col.109」と「col.480」です。

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トップと呼ばれるフロント前面に広がるグレーは、自然光のもとメタリックな輝きを放ちます。
それでいて重厚な「FA-249」の印象をそのままに、大理石のような艶感がむしろ高級感を感じさせます。
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そもそもパワーのある「FA-249」は印象が強すぎるというご意見もありますが、お試しされたカラーがブラックやマットブラックではなおさらです。そんな皆さんにこそ、お試しいただきたいカラーが「col.109」です。
スタイリングもし易いうえに、「FA-249」の面造形をダイレクトに楽しんでいただけるかと思います。
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「col.480」
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濃紺と呼ぶに相応しいシックな色合いがコアユーザーの皆さんからもご好評をいただいております。
先ほどの「col.109」に比べハッキリとした色合いは、実際に掛けてみることでメリハリを生み出し躍動感を演出します。
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余談ですが、「FA-249」のゴツさにワタクシが負けないため、黒のストールを巻き首元にボリュームを持たせました。こういったように小物を上手く活用することで、スタイリングの幅も広がると思います。
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今日は、昨年の新作「FA-249」の中から個人的にもお気に入りの2色をピックアップしてご紹介しましたが、こちらの2色はこれから発売される2018年秋の新作でも採用されています!
それぞれ発売はしばらく先になりそうですが、この後アップされるFACTORY900公式HPのプロダクトページでチェックしてみて下さい。


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FACTORY900(ファクトリー900) スタッフ使用モデル「FA-143S」

おはようございます、店長です。

昨日は某取扱い店さまの勉強会に出席させていただきました。
前職では勉強会を受講する側でしたが、今ではメーカーとしての立場でプレゼンをする側になりました。
人前に出て話をするという機会は今までも経験してきましたが、その難しさに試行錯誤といったところです(汗)
何事も勉強ですね・・・

さて、先週の土曜にGUNMA BASEの新作発表会にて「FA-143」の限定カラーが発表されました。
TOKYO BASE スタッフ松本がご提案する限定カラー「RED CHERT」(レッドチャート)です。

そもそも「FA-143」は松本が大文字シリーズの中で1番好きなモデルということで今回の限定カラーに使用しましたが、松本のイメージといえば多くの皆さんが小文字シリーズのを掛けているイメージを持たれるのではないでしょうか。
実は過去のブログで本人からの紹介がありましたが、全く認知されていないようなので今日は今一度松本が使用している「FA-143」について、実際に掛けている様子も踏まえてご覧いただきます。

先ずはこちらからご覧下さい。
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「FA-143S」¥38,000(税別) 2014年発表
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サイズ52mm 鼻幅15mm レンズカーブ6カーブ テンプル長130mm
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サイズ表記を見てお気づきの皆さんもいらっしゃるかと思いますが、松本が使用しているのは”Sサイズ”です。
2010年発表の「FA-143」ですが、2015年に「FA-240」「FA-201」「FA-204」と合わせてSサイズシリーズが発売開始となりました。
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せり出したブリッジが特徴的な「FA-143」ですが、カラーバリエーションに関しては比較的落ち着いた色合いが多く、もともとカタチ自体にパワーのあることもあり女性の皆さんにとっては手が出しにくいのが現状です。
松本の場合は「FA-143」の造形に惚れ込んだこともあり、カラーのことは二の次だったようですが、当時全てのカラーを試した結果、こちらの「col.185」茶ササに落ち着いたという経緯です。
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では、お待たせしました。実際に本人に掛けてもらいましょう!
松本自身、当時の髪色と大幅にその色合いが変化し、本人いわく久しぶりに掛ける「FA-143」に違和感を感じたそうですwww
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小文字シリーズとは異なる「FA-143」のシックな印象が、松本のイメージをガラリと変化させます。
フレーム単体では明るく見えた「col.185」茶ササですが、肌色と交わることで落ち着いた色合いに。
今回の限定カラー”レッドチャート”のような鮮やかな色合いだと、その印象もまた異なるものになるハズです。
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現在、「FA-143」レッドチャートのサンプルはGUNMA BASEにてご覧頂けます。
おそらく、今後剣持さんのHamayaムービーにて、掛けた印象もご覧いいただけるかと思います。
是非、お楽しみに!



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FRACTORY900(ファクトリー900) 世界初??立体的なメガネの「PAPER CRAFTS」(ペーパークラフト)

おはようございます、店長です。

テレビやネットニュースで今年の流行語大賞の話題を見かけましたが、年末が近づいてきたことを実感します。
毎年同じことをいっているような気がしますが、ホントに1年があっという間です・・・
TOKYO BASEの3周年イベントに向けて準備を重ねてきたと思ったら、もう12月のことを考えなければいけません(汗)
今年は個人的にも例年にも増して慌ただしい1年となりましたが、2018年もあと2ヶ月弱、最後まで笑って突っ走りたいと思います。

さて、2018年はブランドとしても大きなプロジェクトがようやく情報解禁となり、新たな第一歩を踏み出しました。
すでに皆さんご存知のようにLEXUSとのコラボレーションがその1つといえます。
12月の発売に向けて福井では、量産の準備が着々と進んでいるところです。

そして!LEXUSをはじめとしたプロジェクトと同時に、もう1つの大切な企画が水面下で進んでおりました。
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「PAPER CRAFTS」(ペーパークラフト)
”FACTORY900の次なる挑戦は、紙によるメガネ”と題し、日本の伝統である紙遊び”折り紙”、その技術を活かし、FACTORY900のコンセプトモデルである「FA-081」を忠実に再現しました。
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「なんのために、こんなことをやったんですか?」
展示会時に多くの取扱い店さまからこんな質問を投げかけられました。

だって・・・楽しいくないですか?ワクワクするでしょう(笑)

ペーパークラフトのメガネ、しかもこんなにガチなスタイルはおそらく世界で初めてではないでしょうか。
このペーパークラフト「FA-P081」の詳細はFACTORY900公式HP内、SPECIALページにアップされています。
また、ページ内には実際に「FA-P081」の組み立て過程が動画にてご覧いただけますので、是非ご覧下さい!
詳細はこちらからどうぞ。
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ちょうど1年前、青山をはじめメンバーで話をしていたことが現実となりました。
何もないところから、自分達で1から作り上げある楽しさ、自分達が面白いと思ったことをカタチにする楽しさは言葉では言い表すことの出来ない喜びを感じます。

さぁ、次は何をして楽しもうかなーーー!


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FACTORY900(ファクトリー900) スタッフ松本セレクトの限定カラー「RED CHERT(レッド チャート)」について

おはようございます。
TOKYO BASEの帰路に着いてから高崎らしいものを食べそびれたことに気付いた方・スタッフ松本です。

松本、無事にTOKYO BASEへ帰還いたしました!
初めてGUNMA BASEへ出張させていただいた2日間、沢山の方にお会いすることが出来ました。
あっという間でしたが、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
また、快く迎え入れてくださった剣持さんをはじめGUNMA BASEの皆様にも大変お世話になりました。
ご来場くださった皆様、そしてGUNMA BASEの皆様、本当にありがとうございました(*´∀`*)


さてさて本日は、わたくしスタッフ松本が初めて手掛けた限定カラーについて。
今回のブログに合わせて店長に撮ってもらった美麗な写真と共に、ご紹介させていただきます。
わたしの待ち受け確定です!
少々長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。


「FA-143 col.RED CHERT (レッドチャート) 」松本セレクト限定カラー ¥40,000(税別)
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サイズ52mm 鼻幅18mm レンズカーブ6カーブ テンプル長130mm
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「FACTORY900の中で一番好きなモデルは?」と聞かれた時、真っ先に思い浮かぶモデルがあります。
それは、わたしの中での不動のエースで、唯一持っている大文字でもある「FA-143」
いつも小文字をかけているわたしのエースが大文字ということを意外に思われるかもしれませんが、FA-143はわたしがFACTORY900の格好良さに気付くキッカケをくれた、思い出深いモデルなのです。

入社当時、FACTORY900初心者だったわたしは、FACTORY900のデザインを見て「凄い!」と圧倒されるばかりで、「格好良さ」を感じるまでにはわたしのレベルが足りておりませんでした。
変化があったのはスタイルサンプルを撮っている時。
早い段階でFA-143を撮る機会があり、いつものように店長周りをぐるぐる回りながら見せ場を探していた時、わたしの中で「これ!この角度!物凄く格好良い!」とピタリとハマった瞬間があって、そこで初めて、FACTORY900の格好良さを心から実感することになります。

野生の獣のような佇まいから目が離せなくなり、メガネフレームに対してそんな感想を抱いたことに驚きました。
FACTORY900は、青山さんの人を感動させるメガネを作りたいという思いから始まったブランドで、まさにその時、思惑通りに、わたしも心を動かされたのです。
この時の衝撃は今もわたしに根付いていて、それを気付かせてくれたFA-143は、今でもわたしにとっての特別なモデルです。
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このように、モデル選びについては迷う隙間など一ミリもなかったわけなのですが、すぐに途方に暮れることになります。ここまでたくさんのアセテート生地を目の前にしたことが初めてなら、生地選ぶこと自体も初めてで、何から始めていいのかさっぱりわからない。
ということで、すぐさま福井にいる田村さんに助けを求めた次第です。
曰く、「大切なのはコンセプトを決めること。それから自分らしさを忘れずに」

自分らしさというものは、言葉にするのも具現化するのも難しいですよね。
わたしの今は、ここに立つまでに経験したものの集合体で、それならわたしがメガネ屋になる前にやっていたこと、生きていた場所をモチーフにしようと考えました。

今回わたしがコンセプトにしたのは「赤い石」
カラーには「RED CHERT (レッドチャート)」という名前をつけました。
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実は松本、幼稚園の頃から恐竜が好きで、メガネ屋になる前は大学院まで地質学を勉強しておりました。
実際に研究していたのは恐竜の化石ではありませんが、在学中は福井の博物館で発掘のアルバイトをしたり、単身モンゴルの恐竜発掘ツアーに参加してみたりと、様々な体験をしてきました。
その後も不思議とモンゴルには縁があり、研究室の先生の手伝いでゴビ砂漠にも行き、最終的にはモンゴルの岩石を研究対象とすることになります。

モンゴルでは恐竜の化石が沢山発見されていますが、陸に住んでいた動物だけでなく、サンゴやプランクトンといった海の生き物の化石が見付かる場所でもあり、わたしはそのプランクトンの化石を研究していました。
そこで研究対象としていたのが、今回のカラー名の由来でもある「レッドチャート」です。

チャートという岩石は主にガラスのような成分で出来ていて、その岩石が作られた環境や含まれる化学元素によって色が変化します。わたしが研究対象としていたチャートの中で、プランクトンの化石が多く見付かるのが赤い色をしたもの、レッドチャートだったんですね。
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本来のチャートはもっと均質な岩石で、花崗岩のように大きな結晶は見られません。しかしモンゴルで見つかるチャートは、砂による風化侵食や熱による変成を受けて、色が変わりひび割れていることが多いです。
ガラスの様な赤の上に歴史をのせた破砕の跡というイメージでリアルさを追求した結果、想像以上に石っぽさを表現出来たのではないかと思います。

また、コンセプトと並行して、FA-143のレギュラーカラーは落ち着いたものが多いので、せっかくならはっきりした柄を取り入れて、明るい色にしたいとも思っていました。
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メインとなる赤を選ぶ時に気をつけたのは、赤過ぎないこと。
ご覧いただくとこのカラー、透け感のある赤のため、一見ピンクにも見えます。
コンセプトと違うじゃないと思われるかもしれませんが、わたしがイメージしたのは燃えるような赤ではなく、トーンを少し抑えた程良い赤。

もっと赤々としたものも考えたのですが、透明感のある濃い赤は光が透けて頰に赤が映り込み過ぎて、FA-143のどっしりとした佇まいを崩してしまうような気がしたので、掛けて肌色と馴染んだ時に完成する赤にしたかったのです。
生地選びのさらなる紆余曲折については、是非TOKYO BASEにて笑

それから、今回こちらをご注文いただいた方には、オリジナルのセリートをお付けいたします。
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別注カラー同様、わたしが少し前まで生きていた場所を表現してみました!
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今回、徹頭徹尾やりたいと思ったことを好きな様にやらせていただきましたが、その分些細なことでも悩んで自問自答する日々。
店長は、「今回は今までみたいに手助けはしないよ。そのかわりに、自分の好きなようにやってみなさい」と言ってくれていて、わたしが迷う度、悩む度に、「迷ったら、自分がやりたいと、楽しいと思う方を選んだらいいよ」と、何度も背中を押してくれました。
そして、自由にやることを許してくださり、とんでもなく忙しい中でテンプルまでしっかり作ってくださったデザイナーのお2人と工場長。FACTORY900のみんなが協力してくれたので、今回わたしが心から作りたいと願ったものを形にすることが出来ました。
わたしの周りにいる方々は、本当に頼りになる素敵な人ばかりです。

これまでは過去のことを調べていて、今は未来のメガネを見つめていて、それが福井で繋がっていて。わたしはとてもとても不思議な縁でここにいるんだなと、今回の別注カラーを通して改めて感じています。
一生に一度あるかないかという大変貴重な機会をいただいたので、わたしの今までも含めて好きなように、でも精一杯の想いを込めて、今回のFA-143をつくりました。

わたしの思い描いた赤が、皆様の心を少しでも揺り動かすカラーになっていれば嬉しいです。


有難いことに、本数は残り僅かとなっている様です。
商品のお問い合わせはGUNMA BASEへお願いいたします!


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FACTORY900(ファクトリー900) 今や幻となったマスクシリーズ「FA-082」

おはようございます、店長です。

店長ブログでもすでに告知をさせていただきましたが、明日、明後日はスタッフ松本がGUNMA BASEに1日店長として出張いたします。
そして翌週にはYOKOHAMA BASEにて新作発表会が開催と、関東地方を中心に各地でトランクショーが行われます。まだ新作をご覧いただいていない皆さま、この機会に是非足をお運び下さい!
トランクショーの日程はこちらからどうぞ。

さて、今日の店長ブログはこちらのご紹介です。

「FA-082」
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すでに生産終了モデルとなっている「FA-082」は、福井本社においても完売、残念ながらTOKYO BASEにも在庫はございません。
つい先日のブログでご紹介した「FA-150 half」と同じく、今日は過去のアーカイブとしてご紹介をさせていただきます。
※撮影に使用した「FA-082」はサンプル品にて各個所に歪みがみられます。


「FA-082」2008年発表(生産終了)
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サイズ56mm 鼻幅17mm レンズカーブ4カーブ テンプル長125mm
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今となってはFACTORY900の代表作といえる「FA-081」”MASK”(マスク)
その翌年にこの「FA-082」通称”SLIT”(スリット)、そして「FA-083」通称”HOLE"(ホール)が誕生し、いわゆる「FA-080番台」のマスクシリーズが確立されたといわれています。
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もはや視力矯正用具としてメガネの最も重要な”見る”という機能さえも無視し、デザイナーが作りたいモノを作るというスタンスでFACTORY900のコンセプトである”THE FUTURE‘S EYEWAER”を存分に表現しています。
と、いいながらも度付に対応しており、全国のコアユーザーの皆さんのなかには、オブジェとしてではなく、実際にご使用いただいているお客様もいらっしゃいます。
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2018年秋の新作でも、これぞ900といわれる大胆なデザインが多数発表されましたが、これらマスクシリーズはFACTORY900のなかでも別格です。
なにより2008年当時から、こういったスタンスでモノづくりをしていたことが驚きです。
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さて、今から10年前、皆さんはどんなメガネを掛けてどんな日常を過ごしていましたか?
このように、歴代のメガネとともに昔を振り返ってみるのも中々楽しいものです。
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すでに本社では完売となっておりますが、おそらく古くからのFACTORY900取扱い店さまにはまだ在庫がある可能性もございます。
ご興味をお持ちの皆さんは是非一度お問い合わせしてみて下さい。



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FACTORY900(ファクトリー900) 人気モデル「FA-143」からの「FA-140番台」

おはようございます、店長です。

昨日は久しぶりのお休みということもあり、自宅の部屋を徹底的に片付けていたらあっという間に1日が終わってしまいましたw
さよなら僕の休日・・・
ただこれで気持ちよく11月を迎えられたのでヨシとします(笑)

さて、秋の新作が発表され、工場では新作第1弾の出荷に向けて急ピッチで作業が進められています。
そんな合間を縫って仕上げられる既存モデルのリピート品。実はここ最近しばらく欠品していたこちらのモデルが展示会直前に再入荷していました(汗)
「FA-143」 ¥38,000(税別) 2010年発表
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サイズ52mm 鼻幅18mm レンズカーブ6カーブ テンプル長130mm
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毎年TOKYO BASEの年間人気ランキングでは上位に名を連ねる「FA-143」
一部のカラーが廃色となり、気付けば店舗在庫もまばらに・・・しばらく店頭からその姿を消していたところです。
今回「col.001」は再入荷しましたが「col.185」茶ササの入荷はなく、全てのカラーが揃うのはまだ先になるかと(汗)
カラーバリエーションといえば、個人的には「FA-143」に「FA-249」で使用された新色「col.480」(紺/焦茶)が追加カラーにならないかな~と密かに期待しているところです(笑)
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今日は人気モデル「FA-143」が再入荷ということで、その他の「FA-140番台」をダイジェストで振り返ってみたいと思います。
では、こちらからご覧下さい。

「FA-142」¥35,000(税別) 2007年発表
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サイズ54mm 鼻幅15mm レンズカーブ4カーブ テンプル長125mm

2007年当時は、レンズの天地幅も狭くシャープな玉型が多いなか、ウェリントン型という語り口で「FA-142」は紹介されていました。
当時、いちユーザーであったデザイナー田村も「FA-142」はウェリントン型という認識でいたようです。
時代は流れ、クラシックスタイルがスタンダードと呼ばれる今、「FA-142」は皆さんの目にはどのように映るのでしょうか。
尚、TOKYO BASEでは一部のカラーは在庫の用意がございます。気になる方はお気軽にお声がけ下さい。
「FA-142」の関連記事はこちらからどうぞ。
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「FA-144」¥45,000(税別) 2014年発表
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サイズ46mm 鼻幅19mm レンズカーブ4カーブ テンプル長120mm

1度目にしただけで忘れることの出来ないスチームパンクゴーグル。
その造形だけではなく、マットミラーレンズを使用したことでも話題になりましたが、他では決して見ることの出来ないフォルムは、これぞFACTORY900といえるまさに唯一無二の存在です。
この「FA-144」も残念ながら生産終了モデルとなりましたが、このフューチャーリステックなスタイルは数年後あのモデルによって蘇ります。
「FA-144」の関連記事はこちらからどうぞ。
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「FA-145」¥50,000(税別) 2017年発表
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サイズ46mm 鼻幅25mm レンズカーブ4カーブ テンプル長120mm

「FA-144」の発表から3年、メタルパーツという武器を得て「FA-145」という新たなモデルがこの世に誕生しました。2017年シルモ展に向けて、「FA-249」「RF-060」「RF-061」と並びこの「FA-145」もメインビジュアルとして使用されたことからも、デザイナー青山の自信作と呼べると思います。
「FA-145」の関連記事はこちらからどうぞ。
カラーバリエーションは「col.001」のみ、そう考えるとcrear(クレアール)さんの限定カラーがいかにレアなのか、お分かりいただけると思います。
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いかがでしたか?
今日は「FA-143」の再入荷からそのまま「FA-140番台」にスポットを当ててみました。
このように同じカテゴリーでも時代の流れによって変化を遂げていることがお分かりいただけたかと思います。
今後も機会があれば、同じカテゴリー内でそれぞれのモデルをご紹介してみたいと思います。


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FACTORY900(ファクトリー900) 2ピースのゴーグルシリーズその②

おはようございます、店長です。

日曜日まで新作のサンプルを店頭に陳列していましたが、ここでようやく普段のTOKYO BASEに戻りました。
改めて店内を見回すと、限られたスペースの関係もあり、春の新作も全てが出し切れておりません(汗)
ご来店の際、店頭にお目当てのモデルが見当たらない場合は、お気軽にお声がけ下さい。

さて、今日の店長ブログは昨日に引き続き「FA-060番台」から2ピースのゴーグルシリーズについてです。
2002年に発表された「FA-060」、そして2004年には「FA-063」をはじめとする2ピースのアセテートを組み合わせたゴーグルシリーズが誕生しました。
そして!
今日ご紹介するのがこちら
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「FA-067」

ゴーグルシリーズの進化が垣間見れるこちらのモデルは、今から9年前のモデルとなります。
では、久しぶりにその詳細からご覧下さい。

「FA-067」¥38,000(税別) 2009年発表
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サイズ41mm 鼻幅25mm レンズカーブ4カーブ テンプル長120mm
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歴代のゴーグルシリーズの中でもひときわ異彩を放つ「FA-067」
まるで「FA-080番台」マスクシリーズを彷彿とさせるようなフューチャーリステックな仕上がりに。
どの角度から見ても見ごたえのある造形は、まるでSF映画の中から飛び出してきたような印象を受けます。
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"進化"という表現は、昨日ご紹介した「FA-063」と比較してみることで、同じフード状のリムからも随所に感じ取れます。
2004年発表の「FA-060番台」に比べ、曲線を活かした滑らかな面造形は、卓越した技術によってカタチ作られます。
また、進化といえばバネ丁番のことを触れずにはいられません。
FACTORY900の隠れた技術であるオリジナルヒンジシステムは、今までのゴーグルシリーズにはなかった滑らかなフィット感を生み出します。
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尚且つ、青山眼鏡独自の技術によって軽量化された独特な構造は、見た目のゴツさからは想像もできない掛け心地へと繋がります。
これらは全て過去のモデルを作る上で得た経験によって、次のモノづくりに活かされているということは言うまでもありません。
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「FA-067」に関しては、詳細及びスタイルサンプルでご覧いただいた「col.001-066M」、「col.840-073」のみ在庫の用意がございます。
すでに生産終了モデルということもあり店頭には陳列しておりませんので、ご試着希望の際はお声がけ下さい。
「FA-067」の関連記事及びカラーバリエーションはこちらからどうぞ。

今回発表された新作には、この「FA-060番台」を彷彿とさせるモデルも含まれています。
発売はまだ先になるかと思いますが、是非お楽しみに!



FACTORY900 TOKYO BASE
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-21-21 MOON-SITE 1F
TEL&FAX 03-3409-0098 E-mail: tokyobase@factory900.jp
Facebook: http://www.facebook.com/FACTORY900TOKYOBASE

営業時間 12:00~20:00 水曜日定休


FACTORY900(ファクトリー900) 2ピースのゴーグルシリーズ

おはようございます、店長です。

色々なイベントが駆け抜けるように過ぎ去っていきますが、ふと気づいたら今月も残りわずかですね(汗)
展示会が終わればちょっと落ち着くかと思っていたら、すでに年末まで予定がパンパンです→なぜ?w
新たなミッションがすぐそこまで迫ってきましたが、どうせならこのバタバタも楽しみたいと思います(笑)

さて、先日の展示会にて2018年新作の情報が徐々に明らかになってきましたが、今日はこんなモデルをご紹介しようと思います。
「FA-063」
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なぜ、今になってこのタイミングで「FA-063」なのか?
すでに新作をご覧の皆さんであれば、なんとなくその理由がお分りになるかと思います。
店長ブログでも約2年振りの登場となる「FA-063」早速ですがその詳細からご覧下さい。

「FA-063」2004年発表
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サイズ53mm 鼻幅19mm レンズカーブ4カーブ テンプル長136mm
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FACTORY900を代表するカテゴリー「FA-060番台」、ご存じゴーグルシリーズとして2002年に発表された「FA-060」を皮切りに、今日ご紹介する「FA-063」は2つのパーツを組み合わせるコンビネーションモデルとしてゴーグルシリーズのデザインに革新的な変化をもたらせました。
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お顔を包みこむようなフード状のリムは、当時、業界関係者をも驚かせまいたが、この時点ではブロンドとして大きな飛躍を遂げるには至りませんでした。
実際のところ、同年秋に発表された名作「FA-091」「FA-092」こそFACTORY900の名を広げるきっかけとなったモデルといわれています。
本来であれば、同じタイミングで発表された「FA-064」「FA-065」も一緒に撮影したいところですが、すでに生産終了モデルとなっている同モデルは福井本社にも在庫がありません。
現時点でお手元にこれらのモデルをお持ちの皆さま、是非大切にしていただけたらと思います。
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話をもとに戻しますが、今では数々のモデルで用いられている2ピースの組み合わせはこの「FA-060番台」で培った経験が大いに生かされています。
ここ最近のモデルでいえば、アパレルブランド「ELZA WINKLER」とのコラボレーションモデル”ELシリーズ”もこれに該当します。
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そう考えると今でいう人気モデルの数々は当時の下地があってこそ。当時のモデルはある意味時代の先を行き過ぎたモデルといえるかもしれません(汗)
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この「FA-063」をはじめとする2004年発表のゴーグルシリーズが、この先どんな進化を遂げたのか?
この続きはまた明日です。



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