メンテナンス フリー ノンフォグコートレンズ
おはようございます、店長です。
暖かい日差しに包まれ、空を見上げると気持ちの良い青空が広がっています。
春ですね~
店頭でもマスクをして接客を行うことが日常となったのも、ちょうどこの時期からでしょうか。
あれから1年が経過し、マスクをしながらの接客にも慣れてきましたが、メガネのレンズが曇る問題は、メガネを常用される皆さんにとって今も悩みの種かと思います。
そんな今日のスタッフブログは、防曇レンズについてです。
曇り止めといえば、スプレータイプやシートタイプ、ジェルタイプ等々、各社から様々な曇り止めが発売されていますが、今日ご紹介するのは、レンズメーカー東海光学から発売の防曇レンズ、つまり曇り止め効果のあるコーティングを施したレンズになります。
一般的な曇り止めは、使用前のレンズに毎日曇り止めを施す必要がありますが、こちらのコーティングは、お手入れが不要な防曇コーティングになります。
メンテナンス フリーノンフォグコート(MFC)は、新吸水性樹脂層により水分を吸収させることで水分の結露を防ぐ、くもり防止効果も高いメンテナンスフリー防曇コートです。これにより、くもり防止効果も高く、専用スプレーなどによるお手入れが不要となります。
早速、こちらのレンズを「FA-160」に合わせてみました。
向かって左は、反射防止コートが施された一般的なレンズ、向かって右がメンテナンス フリーノンフォグコートです。写真のように、向かって左のレンズは一般的なコーティングによって反射光のグリーンが確認できます。
では、マスクをした状態で「FA-160」を掛けてみました。
向かって左の一般的なレンズは、あっという間に曇ってしまいましたが、メンテナンス フリーノンフォグコートを施したレンズはご覧の通りです。
そもそも「FA-160」は6カーブ設定ということもあり、お顔との密着度も高く、目を保護するという点においては非常に有効であるものの、レンズの曇りに関しては、実際にご使用の皆さんからご指摘をいただく機会もあり、こちらのコーティングは曇り止めとして非常に効果的であると思います。
しかし、防曇コートに関してはいくつかのデメリットも存在します。
まず、レンズを保護するハードコート層や反射防止コートが施されていない分、通常のレンズに比べキズが入りやすかったり、ぎらつきを感じる可能性がございます。上の写真にあるように、防曇コートに関しては、ハードコートのような映り込みが生じます。これは表面だけでなく裏面に関しても同じことがいえ、これが見た目のぎらつきの原因です。
また、防曇効果は1~2年(※使用環境により前後)と、その持続性は強化コートなどに比べ短いところも注意点の1つです。
花粉症はもちろん、このコロナ過におけるマスクの着用により、今後他社メーカより新たに防曇コートが発売される予定となっております。
ご興味をお持ちの皆さんは、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。
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