「水曜日のひとりごと vol.11」多角的視点
おはようございます。「水曜日のひとりごとVOL.11」OSAKA BASEの済です。
11月も最後の水曜日となりました。私はお花屋さんの友人がいるのですが、話をしていると、クリスマスはもちろんのこと、すでに年末年始の行事などかなり先のことまで考えなければならなく、あっという間に今年が終わりそうです。時間を大事にやるべきことをしっかりやっていきたいですね!(全て自分に言い聞かせています)
さて、今回は「視点」について・・・。
先日発売になりました「YOSHINORI AOYAMA」。全4モデルのうち、2モデルが発売となりました。詳しい内容につきましては、こちらのブログをご覧くださいませ。
その「YOSHINORI AOYAMA」ですが、コンセプトがあります。
Titanium Cubism series
セザンヌやピカソがあらゆる角度の一つの絵画の中で融合させたようにチタンフレームに多角的な視点をもたらす。
ふむふむ。セザンヌ...。
私は美術館に行くことが好きですが、絵のことは詳しく知らず、絵心もない人です。セザンヌ、ピカソ、、、もちろん知っているけれど、どういった影響を与えた人たちなのか詳しく知りませんでした。今回このシリーズのコンセプトである「多角的な視点」という表現が気になりキュビズムの元祖となったセザンヌと「Cubism(キュビズム)」について調べてみました。
※参照:インターネットで調べたものをいろいろ組み合わせた内容となっています。
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「キュビズム」とは
一つの対象を固定した単一の視点で描くのではなく、複数の視点から見たイメージを、一枚の絵の中に集約し表現しようとしたもの。それまでの西洋美術で当たり前とされていた遠近法や、単一の視点から描くというルールを覆した革新的な技法である。主な画家は、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックです。
セザンヌと言えば、印象派。
現在において、最も高額にて取引される画家のひとりです。
『近代絵画の父』と呼ばれたポール・セザンヌは、後期印象派の巨匠で、印象派からキュビズムにかけて、近代絵画に革命を起こした画家。
元々セザンヌは、絵に遠近感がないということでパリのサロンから酷評され評価されなかった苦労人。逆にこのことにより革命を起こしたと言われています。
セザンヌは目で見たものを正確に描くのではなく、描く対象を目の前にした時の感動を絵に表現しようと試みていたそうです。
印象派は見たままの景色、主に光を絵画に再現しようとしたのに対し、セザンヌは、「風景を目の前にしたときの感覚」を描き出していたため
モノのパースや遠近法は正確ではなく、絵には、歪みが生じることがありました。この頃から見た景色から絵にモチーフを再構成していく構成主義の兆候が垣間見えてくるようです。
「何を描くか」よりも「どのように構成するか」のほうが重要であり様々な視点から見た構図を一枚の絵に「構成」することで、物の存在感をより引き立たせることに成功し、これがのちのキュビズムの原点となり、ピカソなどの画家へ強く影響を及ぼしていきます。
セザンヌは、リンゴなどを描いた静物画が有名ですが、その絵を見てみると、あらゆる視点から描かれていることがよくわかります。
彼は「絵画には二つのものが必要だ。眼と頭脳である。この両者はお互いに助け合わなければならない」「感情が伴わない作品は芸術ではない」などその当時にしては独自の感覚を持ちあわせ、生涯に渡り自分の感性を追求していきました。
私たちが思い描く風景やモノは、カメラで写し出したような正確なものではなく、多角的な視点からモノゴトを見ることで、脳内で再生され映し出されています。それをセザンヌは、死ぬ間際まで挑戦し続けキャンバスに捉えようとしたわけです。
歪みを生じた違和感のある絵だとしても、それが見る人の感情を生み出していったわけですね。
そんなことを調べていくうちにセザンヌの虜となりそうなのですが、ここで話を戻しまして、今回発表された「YOSHINORI AOYAMA」には、その多角的視点をもたらしたコレクションとなっています。
プロダクトとしてのフレームをよくよく見ていただくとその真髄がみえ、違和感を楽しんでいただく、非常に面白いコレクションです。
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「多角的視点」を紐解いていくと、自分自身が今の立ち位置から離れ、新たな視点で物事を見ることであり、常識や概念、固定観念を手放してみることができます。
そうすることで、いろんな発想力が生まれ、ポジティブな思考が生まれやすいのではないかと思います。
メガネを選ぶ時も多角的視点があったほうがいいのかなと思っています。
これは仕事でダメだと言われそう。
これは自分に馴染まないきがする。
これは周りから何か言われそう。
これは似合わないだろう(から手に取っても見ない)
メガネを選ぶ時に抱きがちな感情から一度離れてみて、
なぜ、ダメだと思うのか?
(仕事で派手メガネ禁止の規約でもあるのか?)
むしろ、馴染まなくてもいいのでは?
(せっかく素敵なものなのに勿体無い)
周りは、意外と変化に気がつかないもの。
(周りは出てきた杭を打ちたがるもの)
「似合わないのはなぜなんだろう?」
ちょっと意識をしてみることで、いや、脳であえて考えてみることで、新たな自分を発見できるのではないかと思います。
せっかく、右脳と左脳があるわけです。
右脳を超刺激する「FACTORY900」や「YOSHINORI AOYAMA」を手にしていただいてそのまま、右脳で決めることもいいですし、自分の意識にストップがかかった時に、左脳でいろんな視点から考えてみるといいのかなと思っています。
それでも、違った場合は、その時の気分ではなかったかもしれません。でも1年後、いや半年後、もしかしたら1ヶ月後いや明日に、思考や気持ちが変わるかもしれません。
メガネだけでなく、多角的視点でいろんなモノゴトをみることができたら、考えることができたら、もっと大きな広い世界をみることができるなと今回のコレクションを通して、ちょっと考えてみました。
メガネを選ぶ上での参考になるわけでは決してないですが、一度いろんな視点を持ってもらえたら、今まで手に取ることがなかったフレームに気づくことができたり、メガネが苦手だということで、いつも似たようなものばかり選んでしまいがちの方でも、もっともっと選ぶことが面白くなるのかなと思っています。
ひとりでも多くの人が、メガネの楽しさ、面白さに気づいてくれるように発信していけたらと思っています。
「水曜日のひとりごと」をお読みいただいている、お一人お一人にお会いし、いろんなお話しができたらとても嬉しいです。
ぜひ、お声がけください!
今日も読んでいただきありがとうございます!
本日もあなたにとって、ステキな一日となりますように・・・(*´∀`*)