「水曜日のひとりごと vol.17」 今のきぶん
おはようございます。「水曜日のひとりごとVOL.17」OSAKA BASE の済です。
寒さが本格的となり、いかがお過ごしでしょうか?
SNSなどで、世界の素敵な景色を見るにつれ、海外への憧れはあれど、日本の四季を感じとれるのは、やはりいいものだなと改めて実感している今日この頃。
寒さで手が冷たくなり、鼻がつんとする。部屋に入れば、包み込む暖かさにほっとした幸せを感じる。この何気ない日常を送れることに感謝しながら、粛々とできることを行い、時間を大事に過ごしたいと思います。
さて、本日は、以前12/6の”リフレクション”というタイトルのブログでもつぶやきましたが
「きぶんで探す」ことについて。
先日「調香」のワークショップへ行ってきました。
薫りには疎く、いや疎いというよりどちらかと言うと苦手でした。でも、歳を重ねるにつれ、心身ともに様々な不調も出てくるように。そんなときに癒してくれたのは、苦手としてた”薫り”でした。
元々、言語化の難しいモノ・コトってなんだろうと調べていたときに“香水”に出逢ったのがきっかけで興味がありました。今回の調香のワークショップで、とっても奥深い“薫り”に触れ、奥底に眠っていた、使っていない感覚が呼び起され、研ぎ澄まされたような気がします。
自然由来の精油を何種類か調合してつくった香水。香水という言葉では簡単に表現できない、様々な効果をもたらしてくれるものです。
匂いの記憶というものはわりと明確であり、不思議ですよね。同じ薫りであっても、つける人によって、衣や肌を通してその人の証のような存在になります。
日本人にはなかなか定着しづらい薫りですが、香水が身近なフランスでは生まれた赤ちゃんへの贈り物にすることもあるとか・・・。
文化って面白いです。
今回は、気質診断を行い、今の自分を知った上で、オリジナルのパルファンをつくりました。
作ったといえど、ほぼアドバイスをいただいています(笑) リネンにふりかけたものを、ポッケに忍ばせ、手に軽くふれるたび薫りを纏う感覚は、気をはって固くなってしまった心をそっとほぐしてくれ、朗らかに過ごすことができるよう手助けしてくれます。
今回教えていただいた先生は、言葉をイメージして、薫りをつくることが多いそうです。
その時々のイベントや、取り扱ってくださるお店をイメージし言葉にする。
その言葉からいろんなことを想像し、薫りを調合していく。
足したり、引いたり・・・。
薫りだけでなく、常に様々な方向性から“美しさ”とは何かを探求し続け、深く深くイメージし、それを言葉にして、調香していかれるようです。
きっと、そのときの“きぶん”によって、変化・進化していくのだと思います。
眼鏡においても、同じであると思っていて、“似合う”眼鏡を探すということは、気づいていないけれど、きぶん・きもちによるものが大きいと思っています。
ファッション要素が強いものではありますが、そのときの“きぶん”をあえて、意識・言語化してみてもいいと思います。
ファッションのことってよくわからなくても、今の自分のきぶんはわかるのではないでしょうか?
私は、香水のことがわからなくて、薫りの表現にも乏しい。でも、今求めている薫りは、気分であればわかる。
沈みがちな冬から春にかけて、鬱々とした気分になりやすい気質。晴れやかでいて、陰な自分をそっと支えてくれるような、落ち着き安心する薫り。(語彙力のなさをこの時さらに痛感)
数十種類もある薫りの中から、自分が好きな薫りを選び、その中から5種類ほど選んでいただき、比べてみる。驚くのがひとつでも薫りを変えると、奥深さが多様に変化していきます。そこがとっても面白かった。そして、そのときのワークショップで参加されていた方の薫りをそれぞれ匂わせてもらいましたが、皆さまそれぞれ本当によくお似合いの薫り。お似合いの薫りという表現が正しいのかはわかりませんが、お似合いなんですよね。
眼鏡においても、「ここのデザインがこういうものが欲しい」というのももちろん大事なのですが、そのときのきぶんを言語化してみて、ショップで一緒に選んでみるのも愉しいのではないでしょうか?
その時に言われたのは、今の気分だけど、こうなりたい、こうありたいという願望というかそういったことを薫りで表現することもいいということ。眼鏡においても同じですよね!
眼鏡の選び方はそれぞれで、特に安いものではない眼鏡ということもあり、なかなかきぶんによってかけかえするのも大変だとは思います。
それでも、眼鏡がもたらすパワーは、とても大きく深いと思っていて、イメージを良きようにもっていくのに眼鏡を外すという選択は、この世界からできるだけなくしていきたい(笑) ヘアスタイルや服などのファッションを変化・進化させていくなら、眼鏡だって進化できますからね。
今のきぶんは、どういったものなのか?言語化してみて、イメージを膨らませてみることで、また新しい発見が見つかるのではないでしょうか。
(夜、眼鏡の下にそっとリネンを忍ばせ、そのリネンにお気に入りのパルファンをつけておいたら、朝かけた時に幸せなきぶんになりそうですね)
eyewear : fa-1152
似合うものを探す、変化・アップデートするためのものを探す、きぶんによって探す。
眼鏡のかけかえも同じ。いろんな選択・思考があるから、もっと探求していきたいなと、今回の調香のワークショップ参加を通してより強く思いました。
眼鏡のことをより深く知るには、眼鏡以外のことからもたくさんの学びを得ること、そんな気がします。
ひとりでも多くの人が、メガネの楽しさ、面白さに気づいていただけるように、常に探求することを忘れず、発信していけたらと思います。
「水曜日のひとりごと」をお読みいただいている、お一人お一人にお会いし、いろんなお話しができたらとても嬉しいです。
ぜひ、お声がけください!
今日も、読んでいただきありがとうございます!
本日もあなたにとって、ステキな一日となりますように・・・(*´∀`*)